ミネラルウォーター

六甲のおいしい水 特徴と歴史(日本・軟水)

投稿日:2017-10-29 更新日:

 

「六甲のおいしい水」はハウス食品からアサヒ飲料へと発売元が変わって、名称も「おいしい水 六甲」となっているようです。

 

しかしボトルのパッケージのイメージは変わらず。

神戸・六甲の天然水を加熱せずにボトリング。

 

日本で最初に浸透した国産の天然水です。

 

日本の天然水

 

 

日本の天然水は殺菌処理が基本であり、厳密な意味ではヨーロッパ基準の「ナチュラルミネラルウォーター」とは別のものです。

 

「六甲のおいしい水」が発売されたのが1983年。

 

これが人気になって、国産の天然水がたくさん販売されるようになりました。

また、輸入ミネラルウォーターも増えて、「エビアン」「ヴィッテル」などが日本市場に参入しました。

 

現在、日本のミネラルウォーター消費量は、国民一人あたり24リットル(2011年調べ)となり、イギリスを超えているそうです。

 

1位はイタリアで173リットル、以下スペイン、ベルギーフランス、ドイツ、となってアメリカが90リットルとニーズを伸ばしているようです。

 

アメリカのニーズは主にウォーターサーバーにあって、日本もウォーターサーバーの需要が伸びるのではないかと予想されています。

 

それはミネラルを摂取したい、という側面以上に安全な水を確保したい、という要望が大きいからだと思われます。

 

また、日本の水源の環境保護がヨーロッパほど徹底されていないので、近くにゴルフ場ができても、産業廃棄物の処理場ができても、どうすることもできません。

 

これでは殺菌処理をせざるを得ないでしょう。

 

 

主な日本の天然水

 

 

各自治体で販売されているものもあって、現在では200ブランド以上ある、とも言われています。

主なものとしては、
サントリー「天然水」
キリン「アルカリイオンの水」
「六甲のおいしい水」
「いろはす」
「阿蘇のメイスイ」
「富士のバナジウム天然水」
「森の水だより」

などがありますが。

 

まだまだ地域限定のものなど多種多様です。

 

日本の水はほとんどが「軟水」ですから飲みやすく、癖がありません。

料理やコーヒー・紅茶にも合いますし赤ちゃんにも安心です。

 

 







-ミネラルウォーター
-

執筆者:

関連記事

ボルヴィック 日本で人気(フランス・軟水)

ボルヴィックは硬度60。 「軟水」です。 なのでフランスよりも日本で人気があります。   事実、料理や炊飯に、コーヒー・紅茶に、と何にでも相性がいいです。   そのまま飲んでもいい …

「硬水」をおいしく飲むには『炭酸』ミネラルウォーターを!!

最近「ただの炭酸水」とかをスーパーで見かけますね。 これは全くその言葉通りの炭酸を加えた水です。 が、炭酸ミネラルウォーターは天然の発泡性ミネラルウォーターなのです。 特に硬度の高い炭酸ミネラルウォー …

『ミネラル』を摂取するには”ミネラルウォーター”で十分か?

いわゆる「栄養分」を摂取する方法といえば、まずは日々の食事です。 たとえば、昔ながらの「和食」 野菜をたくさん使った煮物、具沢山の味噌汁、ごはんに納豆、海苔、ごま、豆腐、etc。 でもこれではタンパク …

「サンペレグリノ」瓶入り購入!!

Amazonの定期オトク便で購入しました。 サンペレグリノ (S.PELLEGRINO) 炭酸水 瓶 750ml [直輸入品] ×12本 1801円です。 ただ購入後に思ったのですが、「瓶」というのは …

「ミネラルを飲む」のが海外ミネラルウォーター

日本の水は「軟水」で硬度が100以下です。 これは1リットルあたりに含まれるミネラルの量を「mg」単位で表した数字です。   海外のミネラルウォーターは硬水が多く、つまりミネラルが多く含まれ …