ミネラルは体内では合成されません。
ですから、食事などで摂取しなければなりません。
サプリメントでは「マルチミネラル&ビタミン」などが基本のサプリでもあるので、サプリメントでの摂取を考える人も多いですね。
ミネラルの一日の摂取量はどのくらい?
以前にもこのブログで紹介しています。
こちら。
もう少し詳しく考えてみましょう。
一日の摂取量の目安は
カルシウム 650mg (上限2500mg)
マグネシウム 男性 370~350mg 女性 290mg
カリウム 男性 3000mg以上 女性 2000mg以上
ナトリウム 男性 8g未満 女性 7g未満
たとえば、代表的な硬水であるコントレックスの場合。
硬度は1468。
おそらく今日本で入手しやすい硬水のうち一番硬度が高いのがコントレックスです。
ラベルにも記載がありますが、
Ca 468mg/l
Mg 74.5mg/l
K 2.8mg/l
Na 9.4mg/l
これは1リットルあたりの含有量ですから、コントレックスのよくある1.5リットルボトルですと、この数値の1.5倍になるのです。
つまり、
Ca 702mg
Mg 111.75mg
K 4.2mg
Na 14.1mg
となります。
コントレックス1.5リットルボトルですと、カルシウムは一日の摂取量をカバーしますが、それ以外は不足です。
ちなみに、牛乳200mlに含まれるカルシウムは227mgです。
問題はカルシウムの吸収率です!
ただし、ここで問題になるのがカルシウムの「吸収率」です。
カルシウムは「吸収率」が20~30%と言われています。
牛乳は吸収率が優れていて、約53%とされています。
が他の食品は吸収率が低いのです。
先にあげた「目安となる摂取量」は「摂取量」であって、吸収率をほぼ20~30%程度と考えての数値なのです。
ではコントレックスのCa吸収率はどうかというと、
約50%
つまり牛乳にほぼ匹敵するのです。
牛乳は合わない人もいますし、最近の研究では牛乳に含まれるリンがCaの吸収を阻害するとか言われています。
ミネラルウォーター、とくに含有率の高いコントレックスですと、吸収率がよく、さらに「水」ですからカロリーの心配もなく、安心してカルシウムを摂取することができます。
また水に溶けたミネラルは体内に吸収されやすいのです。
コントレックス1.5リットルボトルで一日の摂取量を満たしていますし、コントレックスはこのほかにも便秘の解消などの効果もあります。
やや癖がある味ですか、私自身はもう半年あまり飲んでいて、お気に入りの「硬水」です。
このコントレックスのCa吸収率については、あれこれ調べたのですが、明確な数値がわからず、問い合わせました。
ネスレお客様相談室
☎ 0120-00-5916
明快な回答をいただきました。
まとめ
ミネラル不足、特にカルシウム不足は骨を脆くします。
そればかりでなく、カルシウムには、体液をアルカリ性に保つ、免疫力を高める、など多くの働きがあります。
日本の水は軟水ですからミネラルの含有量が少なく、水からミネラルを摂るという習慣がありませんでした。
が、今ではさまざまなミネラルウォーターが入手可能です。
水をしっかり摂取することの大切さはよく知られています。
それに加えて、不足しがちなミネラルも摂取できる、しかも効率良く摂取できるのですから、「水」について、特に「飲む」水について考えてみてはどうでしょう。