サンペレグリノは今やイタリアを代表する炭酸ミネラルウォーターです。
イタリア料理店でも見かけるようになってきました。
概要
サンペレグリノの水源はミラノの北東、ベルガモに近いアルプスの麓にあります。
地下400メートルという深いところにある地層で、雪や雨が長時間濾過されて、ミネラルが多い硬水ができたのです。
カルシウム 179
マグネシウム 57
硬度 655
そのままではクセが強すぎて飲みにくいので、炭酸ガスを添加して飲みやすくしています。
炭酸水としたことで、飲みやすく、有名な炭酸水ペリエよりも硬度が2倍ほどあって(ミネラルがたくさん含まれている)ミネラルを求める人にはここが魅力です。
ただし、「美味しい」かどうかは意見の分かれるところでしょう。
効能
13世紀頃から、この水が肝臓病や腎臓病に効くと言われていたそうです。
あのレオナルド・ダ・ビンチが、この水の効能に驚いた、という逸話もあるそうですが、真偽のほどは分っていません。
サンペレグリノの町は、昔は観光地として、鉱泉を使った医療施設や豪華ホテルがあったようです。
が、今では、家族連れで賑わう町になっているとか。
サンペレグリノは炭酸ミネラルウォーターですが、炭酸なしの源泉そのままの水も「フォンテリンピア」という名前で販売されているそうです。