高齢者は特に水分摂取量が少なくなりがちです。
喉の渇きを感じにくくなることもあって、朝起きた時、夜寝る前、食事の前後など、決まった時に水分を補給するようにしましょう。
水分不足は、便秘、転倒、認知機能障害、脳血管の疾患など、多くの部分に影響します。
ドロドロ血になるのを防ぐことが大切です。
1日に1000〜1500mlは水分を(食事以外で)摂るようにしましょう。
特に発熱や下痢のときは、脱水症状になるの防ぐためにも水分補給は必要です。
ではどんな「水分」を摂ればいいの?
コーヒー、紅茶は?
緑茶、番茶は?
カフェインを含む飲料は脱水作用があるので避けるべきと言われてきましたが、最近の研究の結果、コーヒーや紅茶などのカフェイン入り飲料は脱水症状に影響を与えない、ということが明らかになりました。
これは、衝撃的ではありましたが、ことさら「水」に拘らなくてもいい、好みの飲料を選択すればいい、という意味では水分摂取が楽になりますね。
もちろん水でもいいですし、冷たい水が苦手であれば「白湯」もいいのです。
水道水のカルキが気になる人は沸騰させた水を冷まして使うのもいいでしょう。
ミネラルウオーターを選ぶのもいいですね。
飲みやすい日本の軟水がいいかもしれませんし、ミネラル摂取に拘るなら硬水を選びましょう。
水分補給は250mlを一回の目安に!
大量の水を一度に飲んでも、体内に吸収されるのは250mlほどだそうです。
ですから、コップ一杯くらいの量を何回かに分けて飲むのがいいのです。
8回なら2000ml、10回なら2500mlになります。
朝起きた時、食事の前後、お風呂の前後、寝る前、で10回です。
食事のあとはコーヒーもありですから意識して水分を摂りましょう!
ただし、糖分が多いジュースなどは控えたいものです。